最適な経営判断を下すためには、通常は、業績管理を行いそこから導き出されたデータを参考にする、といった流れをたどると思われます。
では、中小企業の場合は業績管理をどのように行えば良いでしょうか。結論から申し上げますと、会計ソフトをカスタマイズして業績管理を行うのが良いのではないでしょうか。
では、なぜ会計ソフトなのか。企業は決算や申告を行うために会計データを作成しなければなりません。会計データは業績を表現したものですから、別途資料を作成しなくても会計データに工夫を凝らすことで、業績管理に役立つ情報になります。
確かに、例えばexcelなどの他のツールでも業績管理は可能かと思います。しかし、中小企業に別途資料を作成する余裕があるところはそう多くはないと感じます。仮にその余裕があるのであれば、その余裕を営業等に振り向けた方が生産的ではないでしょうか。もちろん、excelなどを業績管理の補助ツールに使うことはあると思います。しかし、会計ソフトで対応できるものについて、excelなどで再度作成する必要はないのではないでしょうか。
最近の会計ソフトは便利な機能が搭載されています。部門分け、取引先分類、予算登録、各種集計表、など。部門分けの機能は、セグメント情報を把握するのに効果を発揮します。取引先分類の機能は、全体売上に対する比率や採算を分析する際に使用します。予算登録の機能は、予実差異分析と対策立案に役立ちます。各種集計表は、企業の業績を複数の角度から把握するのに便利です。
自社が重視すべき数字は何か、を見極め、会計ソフトをカスタマイズして、ぜひ業績管理に活用しましょう。そして利益を拡大していきましょう。
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