ご年配の経営者の方は、「そろそろ引退して息子に社長を譲ろうか…」などど検討している方も少なくはないと思います。息子さんが会社を継ぐ場合にその会社の株式を息子さんが100%所有するべきかという問題があります。
当然、その会社の状況によりますが、必ずしも後継するご子息が100%所有する必要はないのかもしれません。
「え?株主が複数人になってしまうと後々問題になるから株式は集約した方がいいのでは?」
といった声が聞こえてきそうですが…確かにその通りです。
社長以外の複数の株主(通常は親族が株主になっている場合が多いでしょうか)が議決権を持つと株主間で対立が起こった際に社長の意図通りに会社の意思決定ができない可能性がありますし、場合によっては解任されてしまうかもしれません。
しかし、裏を返せば、会社の発展にしっかり貢献する経営をしていれば非上場の同族会社の場合であればそのようなトラブルが起こることは極めて稀ではないでしょか。
議決権に頼ることなく株主に認められるような経営をするというのも後継者のひとつの道かもしれません。
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