自社株には注意しましょうという話です。
自社株は、中小企業の社長さんが所有している自分の会社の株式をイメージしていただければ分かりやすいと思います。
まさに自分の会社の株式ですね。
ん?株なんて見たことないぞ、と思われた社長さんも多いのではないでしょうか。それもそのはずほとんどの中小企業は株券を発行していないのではないでしょうか。現在は不発行が原則となっています。
そういえば30年くらい前に1株5万円で200株、1,000万円で会社を作ったから1,000万円の株券を持っているぞ。と思っている社長さん。
実は違うんです。
会社はその後30年間活動を続け、利益を蓄積しています。その分、株価は上昇するのです。
先日ご相談いただいた例では株価が30倍に膨れ上がっている会社さんがいらっしゃいました。
もし1,000万円で会社を作ったとしたら3億円ですね。とても健全な経営をなさっていたのでしょう。
社長さんが所有している自分の会社の株式は、もちろん相続税の課税対象になります。
しかし、自社株は換金しづらい財産です。一般的に他人は欲しがらないですし、会社に買い取ってもらおうにも、ここでもまた税金が発生してしまうかもしれません。
もし相続で息子さんが自社株を取得した場合は、換金しづらいため、相続税の納税資金が足りなくなるかもしれません。
いざというときに慌てないためにも自社株には注意しましょう。
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