なぜならば、株主が分散してしまうと経営しづらくなるからです。
例えばこんなケース。
社長は3代目、祖父が立ち上げた会社を2代目の父から引き継いだ。父は既に他界している。社長も60代なので、そろそろ4代目のことを考えたいところ。
社長はある問題を抱えていた。株主構成だ。
昔は親族の仲が良好だったため、株主は親族の誰であろうと問題がなかった。ところが、3代目になって会社が急成長した途端、弟や他の親族との仲が悪くなってしまった・・・。
株主構成の変遷は以下の通り。
祖父60%、祖母10%、父10%、叔父10%、叔母10%(歴史の長い会社は株主が多い)→父80%、叔母20%→社長40%、弟40%、従兄弟20%
最近連絡を取っていない弟と従兄弟が反旗を翻した場合、社長は身動きが取れなくなってしまう。経営方針についても弟や従兄弟に不利益が生じそうな施策は打ちづらい。後継者である息子には社長と同じ悩みをさせたくない・・・。
自社株は経営陣が集約して所有した方が良いです。このようなことにならないためにも。もし上記のような株主構成になってしまった場合は、対応策がありますので、一度ご相談いただくことをお勧めします。
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